【世-Sia-】


阻まれる 指の先を 繰り返して
また また …まだ 刻み込んでいく


緋を映して 瞳を閉じる
切り取った その色を 奪い取ったまま
いつか 吹き荒びの風に 逆らうの
人よりも 地面に近い 足取りで
空に近い毎日を まだ生きていこう

抱きしめた想いで 重なって
エゴの先で 傷つけた lost would story…――

いくつもの 痛みでさえも 思い起こして
阻まれる 指の先を なぞり返す
また また …まだ 想うのだから
終わりを知らない 旅路のように
私の断片 その痕で
夕空の約束へ 繋いでいける
君のくれた 今の中で
今はまだ 歩いていけるよ
何処かを過ぎる 暮れの風のように